招鬼猫物語

招鬼猫物語第18話

社長が毎週月曜日に投稿している招鬼猫を題材にした物語です。

第18話

弟子たちが鑑真を守るように役人の前に立ちはだかり、栄叡、普照は鑑真を挟んで立っています。そしてスズは「なんだこいつ」という目で役人を睨みつけています。

しかし、鑑真は「おとなしく船を下り、牢獄に行きますぞ」と言い、役人の前に歩み出てしまいました。

弟子たちが膝から崩れ落ち床を叩き、嗚咽をあげながら役人に許してくれるよう懇願します。

「勅令を破り、日本に渡ろうとした罪は重い」と役人が言います。

弟子の一人が「栄叡、普照が悪いんだ。鑑真様は騙されただけなんだ」と訴えています。役人が「早く、船を下りろ」と訴えている弟子を蹴り飛ばしました。

しばらくして鑑真一行が船から降りてきました。岸壁でその成り行きを見ていた人々が高僧の鑑真に向かって手を合わせ、心配そうに見ています。

鑑真に縄が掛けられると人々から悲しみの声があがり、泣く者もいます。

捕縛された鑑真一行が牢獄に向かって歩きはじめると、スズが普照の足元を離れずにいます。

役人の一人がそれに気づきスズを蹴り上げました。普照はぐったりするスズを助けることもできず牢獄に連れていかれてしまいしました。


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